無力……

岩手・宮城内陸地震、秋葉原無差別殺傷事件。
お亡くなりになった方々へ、心からお悔やみ申し上げます。

地震……恐いね。
いつどの地域でも地震が起こる可能性があるワケで。
島国・日本の宿命なのだな。
東京なんかも常に言われてるよね。
………。
それに伴って、詐欺事件なんかも多発しているらしい。
「地震探知機を置くことが義務になった」とか言って、無理矢理お年寄りの方に売りつけているんだとか。
ヒドい話だ。まったく。
こんなに文明が発達している中で、地震を確実に予知出来るモノはまだ出てこないのだろーか。
やはり予測出来ないモノなのだろーか。
自然の驚異。
人間はいつまでたっても無力なのだろーか。

秋葉原無差別殺傷事件。
あたくしも父上からよく「暗い夜道は歩かないように。気を付けなさい。」なんて言われるのだが……
昼中でもこーいった事件が多発してるワケで。
気を付けていても起こってしまう世の中なのだな。
……。

先日もね、満員電車の中で、ビックリする事があったワケですよ。

教えの仕事の帰り。
あたくしもクタクタに疲れ切っておりまして。
んで、座れたので、ビヨンセ聞きながらウトウトしてましたの。
そしたらね、「バーン」ってものすごい音が。
ビックリして目を開けたら、あたくしの隣の隣の隣に座っていた大学生らしき男の子が目を押さえてうつむいていたのです。
何が起こったのか全く分からないあたくし。
周りにいらっしゃった人達もビックリされていたご様子。
すると……目を押さえている男の子の前に、イヤホン付けて目を閉じて憤然とした顔で立っていらっしゃる、30〜40代ぐらいの会社員風の男性が目に留まった。
……どーやらこの方が殴ったらしい……
目を押さえている男の子の隣は、彼の友達。
その友達が、あたくしの隣に座っていらっしゃった、年配の会社員風の方に話しかけてきた。

友達「すみません、今友達が前の方にいきなり殴られたんですが、理由が分からないんです。」
隣の男性「そーだね。僕も理由が分からない。」
友達「で、この方に理由を聞きたいんですが、僕たちまだ学生なので、申し訳ないですが、立ち会って頂けないでしょーか。」
隣の男性「いいよ。立ち会ってあげるよ。」

次の駅で、殴った男性が降りていったので、その後を追うようにして、殴られた男の子・友達・隣の男性も降りていきました。

電車の中から見ていたのですが……
その殴った男性は、追ってくる事を分かっていたかのように振り返り、憤然とした顔で、ちょっと薄ら笑いまで浮かべながら3人を待っていたワケです。

その後はどうなったか分かりません。

その大学生2人は、あたくしが見ていた限り、失礼になるような事はしていないと思われるのですよ。
笑いながら話していたけど、迷惑かけるほど大声じゃないし。
少なくとも、人を怒らせるような態度ではなかった。

殴った男性は、彼なりに理由があるのでしょう。

でもね……やっぱ殴っちゃダメだよね。
しかもスゴい力だったよーで、ものスゴい音だったのだ。
その上、目を殴ってるワケですよ。
殴られた男の子の目が、ちょっと心配だった。

殴って解決する事って、無いと思う。
全く知らない赤の他人に対して、不愉快な事があったにしろ、いきなり殴るってゆーのは〜……あっちゃいけない事ですよね。

男性が殴った事によって、その場にいた人全員がイヤな思いに。
殴られた彼……色んな意味で大丈夫だろーか。

こーゆー事が日常茶飯事なんだよね。
その最たるものが、秋葉原無差別殺傷事件。

痛い世の中ですよね。
病んでる世の中ですよね。

あたくしだって、いつこーゆー事件に巻き込まれるか分からないワケで。
日々のスケジュールを、当たり前のようにこなせている事が奇跡なのだと思えてしまう。
「明日」なんてどーなるか分からない昨今。
歌の歌詞で「明日がある」ってよく使われているが……
「明日」の保証は誰にもない世の中になってしまったのだ。

みんな一生懸命なのだ。
みんな必死なのだ。
みんな頑張っているのだ。
そして
みんな疲れているのだ。
みんな傷ついているのだ。
みんな大変なのだ。

こんな事件が少なくなるよーにと願うのみの、無力な42女です。
by cha_ki_zo | 2008-06-16 19:52