サイ?( ̄- ̄;)

文学座のアトリエ公演「犀(さい)」を観てきました。
あたくしが大尊敬している女優さん、中村まり子さまが翻訳されていましてね。

いつもの如く、何の予習もしないまま観劇。

いや〜……面白かった。ちょ〜面白かった。

動物のサイね。

最初はね、なぜサイ?……と思ったのですが……
これがあーた、ものスゴ〜く深〜いお話でございましたの。

とある平和な町でね、突然サイが一頭出没しまして。
町の人は「なぜサイがこんな所に……」と驚くワケです。
すったらね、今度違うサイがもう一頭。
そら大騒ぎさ。
でもその場にいなかった人は、でんでん信じないワケ。
でもでもその内、サイがどんどん増えてきて……
驚く事に、実はその町の人間達がサイに変身してたのですわ。
次から次と突然サイになる町の人々。
自分の友達、ご近所さん、会社の仲間……次々とサイに。

最初はゆったり構えてた人間達。
サイに変身する人の方が少なかったからね。
「町の4分の1がサイに!?まだ変身しない人の方が多いんだから大丈夫さ」みたいな事言ってたワケです。
それが町のほとんどの人間がサイに変身した事を知り……
「あっちの方が正解なのかも。大勢いるし、楽しそうだし……」
と、残された人間達は、自らサイになっていく……
そして最後に残された人間は……
とってもブラックな結末なのであった。ハイ。

いや〜、面白かった。マジ面白かった。

人間の一番弱いとこを突いた作品でした。
強い信念を持っていても、同じ考えの人が少なければ不安になり、多ければ安心する。
そしていつしか少数派の意見が間違いになり……多数派の意見が正解となる。
そしてそしてその圧力に耐えられなくなった少数派の人間は……多数派へ。
少数派は……揉み消される……

……今の日本の政界を見ているよーだった……

とってもブラックなんだけど、ところどころ笑いを交えての構成で、ホント〜に面白い作品でした。
休憩無しの2時間15分だったのだけど、あっとゆー間でした。
普通、休憩無しで2時間越えると、どんなにいい作品でも最後は辛くなって、いい印象が持てなくなるのですが……この作品は全くそんなの感じなかった。

29日までやっているので是非!
と言いたいところなのですが……チケットがもう無いそうです。
残念。<(_ _)>

作家のウージェーヌ・イヨネスコさん、天才です。
翻訳の中村まり子さん、これまた天才です。
人間が追い込まれていく状況を、とても的確に、とてもリアルに訳されていました。ハイ。

これ1960年の作品なんですと。
スゲ。
そんな前に、こんなスゴい作品が生まれてたなんて。
スゲ。

オレまだまだ知らへん事いっぱいあるな〜。
アカンな〜。
勉強せな。(ーー;)

あぁ〜……ええモノ観させてもらった。
ありがたや、ありがたや。
やずや、やずや。
です。

こーゆー作品……演りたいな〜。
シリアス女優としては、いつの日か是非トライしてみたいのであった。

……頑張ろっ。

ほなっ。_(._.)_


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by cha_ki_zo | 2009-04-23 23:03 | 観劇〜!